プラスチック ゴミ 対策。 環境省_「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」の策定について

環境省_「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」の策定について

プラスチック ゴミ 対策

プラスチック問題への関心が世界中で高まっている。 2050年には海のプラスチック量が魚の数よりも多くなると言われており、世界各国の政府や企業でプラスチックの削減を目指す動きが活発化している。 IDEAS FOR GOODでもこれまで多くの事例を取り上げてきた。 本記事では、プラスチック問題に関する解決策の中でも、ごみを減らすという考え方である「リデュース Reduce:削減)」に焦点を当てて、国内外の大手企業の取り組みを紹介していこう。 プラスチックの削減(Reduce)が大切な理由 ごみを減らすキーワードである3R(スリーアール)、つまり「Reuse・Reduce・Recycle」は多くの人が聞いたことがあるだろう。 もちろん、リユースやリサイクルも大切だが、ここでは特にリデュースを優先すべき理由を述べていく。 まず、私たちは長年リサイクルに頼ってきたが、リサイクルが実際は完璧には機能していないという事実があるからである。 そしてその中国がプラスチックごみの輸入を今年1月に禁止したため、行き場を失った全国のプラごみが飽和状態であるという。 中国がプラスチックごみの輸入を禁止したことにより、多くのプラスチックごみ輸出国は東南アジアへの輸出に切り替えているが、中国より国土の小さな東南アジアの国々がこれから先も受け入れ続けられる可能性は高くない。 また、中国ではリサイクルによって環境汚染が起きてしまったが、それが東南アジアでも起きてしまえば本末転倒である。 さらに、リサイクルする過程で大量のエネルギーを消費するため、エネルギー効率が良いとはいえない。 再生品を作るより、そもそもごみを減らすことが最善なのだ。 「プラスチックはリサイクルされるから、いくらでも使って構わない」という考えは捨て去る時が来ている。 大手10社が行うプラスチック削減 このような現状を受けて、プラスチック削減に向けて動いている企業の例を10つご紹介したい。 スターバックス:2020年までに店舗でのプラスチックストロー使用禁止 スターバックスは、2020年までに世界約28,000店舗でのプラスチックストローの使用を廃止する。 世界に展開するスターバックス店舗でストローの使用を止めれば、年間で10億本以上のストロー廃棄を削減できるほどの影響がある。 英ロンドンのスターバックスにおいては、使い捨てカップ代の徴収をテスト導入すると発表した。 マクドナルド:イギリスとアイルランドで紙製ストロー導入。 2025年までにはプラスチックストロー廃止 マクドナルドは2018年9月から、イギリスとアイルランドの計1,361店舗でプラスチックストローから紙製ストローに順次切り替えていく。 2025年までには全世界の全店舗でプラスチックストローを廃止することに加え、すべての包装紙をリサイクル可能な資源に切り替えるという。 この決定には日本のマクドナルドも含まれ、2025年までの切り替えを検討するそうだ。 米ディズニー:すべてのパークやリゾートで使い捨てストローとマドラー廃止 ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーは2019年半ばまでに自社が所有、経営するすべてのテーマパークやリゾートなどから使い捨てのプラスチックストロー、マドラーを撤廃すると発表した。 これにより、年間あたり1億7500万本以上のストロー、1300万本以上のマドラー使用を削減する。 また、他にもホテルやクルーズ船のアメニティも使い捨てから詰め替え式に切り替え、ショップのレジ袋も有料化する予定だそう。 ただし、東京ディズニーリゾートは運営会社が異なるため、この決定は適用されていない。 イケア:店舗とレストランで7種類の使い捨てプラ製品を全廃 スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)は、参加の店舗やレストランで提供されるストローや保存袋など使い捨てプラスチック製品7種類を全廃する計画を発表した。 またその他プラスチック製品に関しては、2030年までに原料をすべて持続可能なものに切り替えるという。 すかいらーく:2020年までにプラスチックストローを順次廃止 「ガスト」や「バーミヤン」などのファミリーレストランチェーンで知られるすかいらーくは、海外企業に続き、日本の外食大手では初めてプラスチック製ストローの廃止を決定した。 グループ全業態で、2020年までに順次廃止を目指している。 利用客からの要望や、必要性がある場合、さらにタピオカ入りドリンクを注文した場合には提供されるという。 ハイアット:ホテルで使い捨てプラスチックストローとドリンクピックを廃止 ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは世界中のハイアットホテルにおいて、プラスチック製の使い捨てストローとドリンクピックを廃止すると発表した。 今年の9月からストローとドリンクピックは、ゲストからの申し入れがあった場合のみ提供され、それ以外は代替品が使用される。 それに加えて、同社は2025年までにパッケージを100%リサイクル可能なプラスチックにすると発表している。 カップのプラスチック製フタは今後、紙製で代替されていくという。 ボルボ:2019年末までにオフィス、社員食堂、イベントで使い捨てプラ廃止 スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーズ(Volvo Cars)は2019年末までに世界中の同社のオフィス、社員食堂、イベントでの使い捨てプラスチックの使用を廃止する。 事業活動と製品の両面から脱プラスチックを目指していく姿勢だ。 マリオットホテル:2019年夏 プラスチックストロー提供廃止 マリオット・インターナショナルは世界6,500ヶ所以上の傘下のホテルで、2019年7月までにプラスチック製ストローを廃止すると発表した。 要望がある場合は、紙製のストローを提供するという。 マドラーも木製に代替する。 日本のマリオット傘下のホテルではプラスチック製の在庫切れや、代替品の調達ができ次第、実施される。 まとめ 使い捨てプラスチックは、海をはじめとした環境に大きなダメージを与えている。 とりわけ、ストローが鼻に詰まった1匹のウミガメが血を流しながら救出される動画は世界中を駆け巡り、企業の責任が問われている。 実際に上記のような大きな企業がプラスチック削減に向けて決断を下したことは、世界中に驚きと感動をもたらしている。 また、ストローという身近なものを廃止することで消費者の意識改革に繋がることも期待され、地球環境の改善にとって大きな一歩となった。 しかしながら、ストローは生産されるプラスチック製品のごくわずかにすぎない。 より多く生産されているレジ袋やペットボトルに対する、政府の規制や企業のさらなる取り組みが期待される。 【関連記事】.

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プラスチックゴミ問題対策|解決策は焼却or海にポイ?日本企業の選択は?

プラスチック ゴミ 対策

昨年、日本でもようやく地球の課題として認識された「海洋プラスチック問題」。 単純に海を漂うごみ問題にも思われているが、事態はもう少し深刻だ。 簡単に説明するならば、人間社会が排出したペットボトルやビニール袋など様々なプラスチックごみ(廃プラ)が海に流れ出し、長距離・長期間を移動する中で粉々に砕け、1mmよりもさらに小さい「マイクロプラスチック」になり、それが魚やクジラの体内に蓄積され、さらには海洋深層水などの飲料水となって人間も飲み込んでいるという問題だ。 プラスチックが漂うのは表層だけはない。 比重の重いプラスチックは海の底に沈み、また比重の軽いプラスチックも微生物などが付着すると沈む。 さらに表層から海流によって海底に引き込まれ、深海を旅するという。 とてつもない量のプラスチックが海に漂流しているのだ。 マイクロプラスチックが発生するメカニズムは、まだ完全には解明していない。 しかし、プラスチックは人間社会が作り出したもののため、人間社会に原因があることはほぼ間違いない。 人間社会がプラスチックの排出を止めない限り、海洋汚染は止まらない。 日本のプラスチック対策は進んでいる? プラスチック削減の話題になると、日本は「海外より遅れている」という人がたくさん出てくるが、反論する人もいる。 「日本は昔からプラスチックの分別回収をしているから、むしろ海外より進んでいるんだ」と。 確かに日本では、プラスチックの分別回収が世界でもトップクラスに進んでいる。 国連が2018年に発表した報告書でも、日本の回収は見習うべきだとも指摘されている。 分別回収されたプラスチックは、リサイクルされていることになっている。 コンビニやスーパーで買い物をした食品トレーやビニール袋も、多くの人が分別してプラスチックごみとして捨てるようになってきたので、これもリサイクルされている。 こう考えると、日本のプラスチック対策は進んでおり、日本からはプラスチックがさほど海にも流出していないようにも思えてくる。 とすると、日本ではこれ以上プラスチック対策は不要なのだろうか。 残念ながら、そうとはならない。 日本人は、一生懸命分別回収した廃プラは、きっと新しいプラスチック製品に生まれ変わったりしていると思っているのだが、実際にはそのほとんどは、国内で燃やされて消えてなくなって終わりだ。 一見矛盾に思えるこの謎は、どこから来るのだろうか。

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プラスチックゴミ問題を解決する技術とアイデア アジアから続々発信中:朝日新聞GLOBE+

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【国・企業・個人】進む日本のプラスチックごみ対策 最後に日本が現在進めているプラスチックごみ対策について国、企業、個人という3つの観点で見ていきましょう。 まずは国の動きからです。 2018年6月、2つの大きな動きがありました。 「」の改正と「」の閣議決定です。 前者ではプラスチックごみの排出抑制やの使用抑制についての内容が盛り込まれました。 後者においては3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則とした「プラスチック資源循環戦略」が盛り込まれ、2019年5月31日に策定される運びとなりました。 「プラスチック資源循環戦略」中では以下のように具体的なマイルストーンが設定されています。 出典: 2019年6月にはG20大阪サミットが開かれ、それに先駆けて「」と「」が定められました。 同プラン・枠組に沿って海洋汚染対策に取り組み、その進捗をG20各国で共有することとされています。 国内の企業もプラスチックごみ対策に乗り出しています。 大手精密機器メーカーのリコーは部品の交換時期や経年劣化についてのデータを活用。 年間約11. 5万台の使用済み製品を回収し、1. 5万台を再生機として生産した実績があります。 ほかに飲食業界でプラスチック製のする動きがあるなど少しずつ各業界で対策が進められているのが現状です。 個人の取り組みとして期待されるのはマイバッグ・水筒の使用やごみの分別の徹底、企業への使い捨てプラスチックの削減の要望など一見スケールの小さなことです。 によると、日本の小売店においてレジ袋、袋、フォーク、スプーンなどのサービスが過剰であると回答した方は6割超。 このような実感を行動に生かすだけで、私たち一人ひとりの手による環境保護が進められるはずです。 3 Data Empowermentは、「働くひとのパフォーマンスを最大化するもの」とわれわれは考えています。 データを活用することやデータに基づいた迅速な意思決定・アクションが、 時間を節約し効率化する、クリエイティビティの求められる業務にフォーカスするための力になるからです。 あなたも「Data Empowerment」を実現してみませんか? Data Empowermentは、働くひとのパフォーマンスを最大化するもの」とわれわれは考えています。 データを活用することやデータに基づいた迅速な意思決定・アクションが、 時間を節約し効率化する、クリエイティビティの求められる業務にフォーカスするための力になるからです。 あなたも「Data Empowerment」を実現してみませんか?.

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