児童 相談 所 役立た ず。 元職員が明かした、児童相談所の非情な現場 (ダ・ヴィンチニュース)

【特集5】地域の相談役〜主任児童委員さんインタビュー

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5/54 2019. 地域における身近な相談相手として、家庭への援助活動や児童相談所・福祉事務所への協力など、児童福祉に関するさまざまな活動を行っています。 「地域」と「行政」を結ぶパイプ役を務め、子どもに関することを専門的に携わる皆さんに、現代の子育てについてお聞きしました。 オムツのことだったり、離乳食のことだったり、子育てに一生懸命だからこそ、悩む。 決して「悩みはないですか」とは聞きません。 お話しているうちに、自然と打ち明けてくれるようになります。 谷川 私の場合は、学校に通っているお子さんのご家庭と話すことが多いですね。 最近、周りから孤立している家庭が多く、誰かに相談できず家庭の中で四苦八苦しているケースによく出会います。 学校などから相談を受け、実際に保護者の方にお会いします。 心の内を聞き出すまでにとても時間はかかります。 でも、対話の時間を重ねるうちに、相談者の方から話をしてくれるようになります。 時間はかかりますが、寄り添い話を聞くうちに、少しずつ問題解決の糸口が見えてきます。 「自分だったらどうだろう」って、いつも考えます。 一人ひとり辛さや苦しみは違う。 その人の気持ちにならないと関われないと思います。 森 表情や話し方が柔らかくなる。 学校に不満がある時は、先生と親の間に、家族の問題だったら親と子の間に入ります。 まずは互いの思いを私たちが受け止め、相手に代弁します。 時には、学校の先生にアドバイスすることも 笑。 谷川 親の変化が重要ってこと! 親自身が攻撃的であれば、子どもも親の姿を見ているから、子どもも攻撃的になりがちです。 そこで、親が「いつも感謝しているよ」と口にするだけで、子どもも感謝の心を持つようになるもの。 新たに子どもを授かった方からは「次も必ず江島さんに相談したい」って言っていただいたことも。 やっていて良かったと実感しますね。 谷川 そうそう、子どもの笑顔! 相談を受けている家庭のお子さんと一緒に、お弁当を作ることがあるんです。 台所で作っていると、卵焼きなんかを、〝パクっ〞とつまみ食いしたりして、笑顔で「美味しい〜」って。 森 相談の期間が長ければ長いほど、就職や進学など、その先の未来が見えたとき、やっていてよかったと思います。 子どもたちの変化は、嬉しいものです。 また、大きく成長した子どもたちから今度は、直接相談されるようになります。 子どもたちが自分の考えを持ち、素直な気持ちで相談に来てくれるようになると、成長を実感します。 【主任児童委員が増員されます】 12月から、これまで市内に3人だった主任児童委員さんが6人に増員されます。 「困りごとを相談したい」「主任児童委員さんに話を聞いてほしい」など、ささいな事でも構いません。 まずは「こども総合相談窓口」へご連絡ください。 それは「ひとりで悩まないこと」です。 子どもは親の思いどおりにならないもの、子育てについての不安や悩みは誰もが抱えています。 まずは、誰かに話してみてください。 その誰かが分からないとき、いつでも「こども総合相談窓口」に連絡してください。 皆さんが安心して子どもと暮らせるために、私たちがいます。 「おせっかい」が子どもたちを守ります 昔のように「向こう三軒両隣」で一緒に子どもを育てる環境からは大きく変化しています。 地域の子どもたちに挨拶をしてみたり、子どもが泣きわめいたりする時は「大変ですね」「大丈夫? 」と話しかけてみたり、声かけをすることから始めてみませんか。 地域の人たちが、子育ての大変さに共感してくれることで、親も安心感が生まれるのではないでしょうか。 問合せ: こども応援課こども家庭担当【電話】408-9104 こども総合相談窓口【電話】408-1036.

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児童虐待に気づいたら|相模原市

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栗原心愛ちゃんが虐待され命を落としてしまった事件において、柏児童相談所の対応が問題となっています。 話題に上がっている、児童相談所の問題点は、主に下記です。 心愛ちゃんが必死で虐待を訴えた書いた アンケートを父親に渡してしまった• 虐待が改善されていないにも関わらず 父親の親族宅に心愛ちゃんを返してしまった• 一時保護を解除した当時の柏児童相談所・ 奥野智禎前所長は「記憶がない」と発言 しかし、本当に児童相談所は機能していなかったのでしょうか? アンケートを渡してしまった行為は安易だったとしても、一時保護解除や記憶がないことについては、児童相談所の現状を詳しく見ていく必要があります。 そもそも児童相談所が抱えていた案件は1人当たり何件なのか?業務過多に陥っていなかったのか? そして、心愛ちゃんの件は、所長に報告が上がっていたのか? それよりも酷いケースが多く、忙殺されかき消されてしまったのか? もしかしたら、私たちが疑問視している児童相談所の機能は、我々が思っている以上に疲弊しきっていた可能性があります。 今回は、心愛ちゃんの事件を例に、児童相談所の現状について調査していきたいと思います。 スポンサーリンク 心愛ちゃんと児童相談所の対応をおさらい まずは、心愛ちゃんを保護し、解除した児童相談所の対応を時系列形式でおさらいします。 日付 行動内容 備考 2017. 6 心愛さんが、アンケートにて父親からの暴力を訴える 2017. 7 担任が児童相談所に即連絡し、柏児童相談所が一時保護する。 2017. 27 一時保護解除され、父親の親族宅(祖父母宅)に預けられた。 元柏児童相談所所長・奥野智禎氏「目を通していない」と発言 2018. 12 両親・小学校校長・市の教育委員会の3者会談を行う。 父親の勇一郎容疑者が柏児童相談所の対応に対し激しく恫喝「名誉毀損で訴えるぞ!」「アンケートを見せろ!」と詰め寄られるが、 心愛ちゃんの同意がないため、断る 2018. 15 夫婦が心愛ちゃんの同意を持参し、 市の教育委員会が父親にアンケートを渡した。 2018. 3月上旬 心愛さんは父親の祖父母のもとから 自宅に戻る。 柏児童相談所の判断に基づく 2018. 4月上旬 奥野智禎(柏児童相談所元所長)氏に代わり、 二瓶一嗣氏が新たに柏児相所長に就任 引継ぎの際、心愛ちゃん事件については「特に無いと思う」と発言 2019. 7 始業式以降、心愛さんは学校を休む。 2019. 24 心愛さんは自宅浴室で虐待暴行により亡くなる 2019. 25 父親である栗原勇一郎容疑者を逮捕 2019. 4 虐待加担の容疑で母親である栗原なぎさ容疑者を逮捕 上記のように時系列形式で見ていくと、機能していた箇所もあり、判断が安易では?と思える箇所もあります。 2017. 7 児童相談所が一時保護する。 これについては、担任の判断が素早く、児童相談所も即座に動いて頂いたと評価すべきだと思います。 2017. 27 一時保護解除され、父親の親族宅(祖父母宅)に預けられた。 ここで、2か月も経っていない状況で、栗原勇一郎容疑者の言いなりであった父親親族宅に預けるという判断を児童相談所が下します。 この際、当時の署長である奥野智禎氏は、「目を通していない」と発言 何故児童相談所は、ここで勇一郎容疑者に懐柔されている親族宅に戻す判断をしたのか?この判断に至った理由は疑問に上るところです。 2018. 12 両親・小学校校長・市の教育委員会の3者会談を行う。 父親の勇一郎容疑者が柏児童相談所の対応に対し激しく恫喝「アンケートを見せろ!」と詰め寄られるが、 心愛ちゃんの同意がないため、断る ここでは、アンケートを渡すよう詰め寄られますが、一度は同意が無いことを理由に断っています。 後に見せてしまうことになりますが、ここでの判断は至極真っ当なものでした。 2018. 15 夫婦が心愛ちゃんの同意を持参し、 市の教育委員会が父親にアンケートを渡した。 つい先日、アンケートの提出を拒んだばかりなのに、何故か同意書を以てあっさりとアンケートを渡してしまいます。 ここが今回の児童相談所の対応の焦点ですね。 何故、つい先日まで断っていたアンケートを、同意書を理由に渡してしまったのでしょうか? しかも、 二瓶一嗣所長によると、アンケートが可能性が高いことを、当時の児相は認識しています。 柏児童相談所 二瓶一嗣所長: (これまでも親が)言わせるというケースは比較的少なくないということから、基本的には父親に書かされている可能性が高いという認識をしていました。 2018. 3月上旬 心愛さんは父親の祖父母のもとから 自宅に戻る。 そして、遂に 児童相談所は、十分な虐待再発の可能性を確認しないまま、心愛ちゃんを自宅へ戻すという判断を下します。 しかも この時児童相談所は、何時心愛さんが親族宅から父親の自宅へ戻ったかを把握していません。 もはや、 児相は、心愛ちゃんを親族宅へ戻すという判断をした後は、この案件について実質放置状態だったわけです。 さらに児童相談所は、自宅に戻す決定をした後、心愛さんが自宅に戻った時期を把握していなかったことも明らかになった。 心愛ちゃん事件に見る、柏児相の対応の問題点 ここで、今回の心愛ちゃん事件に対する、柏児相の問題点をリスト化してみます。 何故、勇一郎容疑者に懐柔されている親族宅に戻す判断をしたのか? 一時保護解除• 同意書が書かされたと認識しながら、アンケートを勇一郎容疑者へ渡す• 十分な虐待再発の可能性を確認しないまま、心愛ちゃんを自宅へ戻すという判断を下す この問題点を読み解くにあたって、重要なのが二瓶一嗣所長の記者会見でのコメントです。 上記問題に対する返答は、一貫して『認識していながら、総合的に判断した』です。 記者: 父親と一緒に住んでいないのに、どうして虐待の再発が認められないと言えるのか? 千葉県柏児童相談所 二瓶一嗣所長: 学校での適応状態が悪くなかったということで総合的に判断したということになります。 このコメントにある『総合的』というのは実に都合が良い言葉で、何とでも捉えられます。 私は、このコメントが発せられた背景について、正直案件が多すぎて把握しきれてなかったのが現状だと思います。 前所長からも、特に心愛ちゃんについて引継ぎがされていないわけですし、もっと暴力的で緊急度が高い他の案件も多く、忙殺されたのでは?と見ています。 あと、二瓶一嗣所長はあくまでも2018年4月からの就任ですので、多くは元所長の奥野智禎氏の元で判断が実施されています。 しかも、 当時の奥野智禎元所長には、心愛ちゃんの案件について報告すら上がっていません。 アンケート自体見るのが初めてというのですから、真実ならばそれだけ案件が多くて、上がりきらなかったと見るべきでしょう。 ということは、 心愛ちゃんを自宅に戻す判断に至った真相は、心愛ちゃんの担当者にしかわかりません。 しかし、担当者は表には出てきませんので、当時の児童相談所の現状から、担当者の様子を推測してみます。 児童相談所の現状 児童相談所の職員の仕事内容 まず、児童相談所に関わる仕事を挙げてみます。 虐待された子供に対する施設手続きや里親との調整• 問題ある行為をした子供の保護や監察施設への振り分け 中でも虐待調査においては、心愛ちゃんのケースのように親からの暴力だけではなく、もっと酷く多種多様に及びます。 乳幼児に対する育児放棄• 身体・精神的な暴力• 親による犯罪(売春など)の強要 どれも親や兄弟が無自覚に行っている場合があり、しかも乳幼児や母親主体であったりすると、閉ざされた空間の中で行われているため、表には非常に出にくいのです。 そのため気付いた時には、もっとひどい事になっている場合も勿論あります。 むしろ心愛ちゃんのように、自らSOSを発してくれる子供は、分かり易いケースと言えます。 今回の死亡事件にまで至ってしまう虐待は極端なケースではありますが、その寸前というのはかなりの数に上るのです。 児童相談所の職員が抱えている案件数は? 現状、1人当たりの職員が抱えている案件は約50ケース。 都市部は100件近く抱えている模様です。 柏児童相談所は、都市部でありマンションが次々と立ち並ぶ住宅街なので、恐らく 1人当たり100件近く抱えていたのではないか、と考えられます。 しかも、これは欧米に比べると3倍から4倍の仕事量に当たり、いかに 日本の児童福祉施設職員が労働過多であるかを如実に表しています。 現在の児相の1人当たり業務量は約50ケース。 都市部では100件近くを担当する職員も珍しくない。 実際に児童福祉司の方はむちゃくちゃ一生懸命やられていて、基本的に欧米に比べると、日本の児童福祉司が抱えているケースというのは100件をはるかに超えていて、欧米の4倍や3倍以上あるという状況で、本当に気の毒なくらいです。 目が回る状況です。 非常に神経をすり減らす職業 しかも児童相談所の仕事は、神経も非常にすり減らします。 無論100件の案件があれば、それぞれ背景のケースも100通りありますし、 元々抱え過ぎの案件に対して、それぞれ十分に時間を割くことなど不可能なのです。 それに如何せん子供の親権を持つ親相手ですから、下手に踏み込めば親に訴えられてしまい、過度な干渉として悪いのは児童相談所側になってしまいます。 なので、 本音は面倒なことに余計な足は踏み込みたくないのです。 そもそも、千葉県の児童相談所がなぜこんな危険な家庭に子どもを戻してしまうのか、うその同意書を見せられても親に指導一つせず、なぜ家に戻してしまうのか、東京都の児童相談所が親から面会拒否されるとなぜ子どもの安否も確認せず引き下がってしまうのかというと、親が怖いからです、親に逆らってトラブルになりたくないからです。 児相は通常「親との信頼関係を優先した」などととってつけたような理由でごまかそうとしますが、本音は正直に話された野田市の職員と同じです。 親に逆らってトラブルになりたくない、面倒なことはしたくないというのが本音なのです。 心愛ちゃんの担当者にとっても、それは同じ思いであったことが容易に想像できます。 父親の勇一郎容疑者は、執拗に心愛ちゃんを返すよう訴えていたのですし、名誉棄損などという言葉を使われてしまえば、手を出すのを躊躇してしまう気持ちも理解できます。 そんな状況下において、「心愛ちゃんの同意を得た」「親族宅での生活は安定している」など、 たとえ虚言めいた吹き込みであったとしても、それを信じようとしてしまう心理が働いた可能性は十分にあり得ます。 勿論今回の事件において、児相が安易にアンケートを渡したり、父親宅に戻す判断については、責められるべき点があります。 しかし、もし我々が再発の可能性を少なくしようと思うならば、その背景にある児童相談所の現状も知っておく必要があると思うのです。 行政は児童相談所に責任を押し付けっぱなし また、 行政もこのような痛ましい事件の対策に二の足を踏んでいるという事実が忽然としてあります。 事件の真の原因を分析し、児童相談所の職員の実態、心理、本音を理解したうえで、それに応じた対策を講じなければなりません。 高知県(平成20年)や大分県(平成24年)は自県で起こった虐待死事件を教訓に、児相、市町村、学校、警察等との全件情報共有と連携した取組を実現しています。 ところが、千葉県や東京都は何度同じ事件を繰り返しても原因に応じた、児相の職員の実態、本音を踏まえた再発防止策を拒否し続けています。 そして、それは、厚労省、警察庁も同様です。 何と心愛ちゃん事件が起きた 千葉県では、何時まで経っても警察と情報共有すらしない、 児相単独に責任を押し付けっぱなしという現状が判明しました。 これでは、今後似たようなケースが見られた場合、また同じことが繰り返されてしまう恐れがあります。 ここは断固として声を上げていく必要がありますね。 高知県の例があるのですから、行政は一歩踏み込んで警察などに協力を促すべきです。 児童相談所だけでは、権限などに限界があるのは分かっていることですから。 まとめ 今回の心愛ちゃん事件においても、児相職員が父親のDV性について見抜き、心愛ちゃんを保護観察施設で保護し続ければ、未然に防げたと思います。 しかし、 児相が、安易に父親の言葉を信じてしまった背景には、案件過多、人手不足、権限の制限などがあることも分かりました。 このような事情から、心愛ちゃんを自宅に戻す判断をしてしまった児相を無下に責めることはできないと思います。 いや正確に言うと、責めることはできるのですが、同様なケースが起きた場合、何の対策にもならないのです。 「児相が悪い」「しっかり仕事しろ」 というのは簡単なのですが、そもそも業務過多や権限が無い為に、同じことがまた起きてもおかしくないのです。 今後、同じような事件を防ぐためには、やはり児童相談所の現状を踏まえた上で、警察や自治体、学校など情報を共有して連携した取り組みを実施する必要があります。 それが亡くなった心愛ちゃんの命を無駄にしないためにも最低限出来ることだと思います。 関連記事.

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施設案内 児童相談所|相模原市

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政府は6月19日午前0時より、接待を伴う飲食店や県をまたぐ往来の自粛要請を全面解除した。 東京での感染が完全に終息したといえない状況の中、感染拡大防止と本格再開する社会経済活動をどう両立すべきなのか。 今回の放送ではスタジオに識者を迎え、議論を深めた。 自粛解除は緊張感を持ち直すために有効 海老原優香キャスター: 専門家会議の総意として、自粛解除には問題ない? 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長: 会議で一人ひとりに聞いてはおらず総意はわからないが、私は今の状態ならば解除に向けて動いていいと思う。 政府はそれぞれの委員に聞き、全体の話題としてそのように発表しているのでは。 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: 「狼が来た」という昔話がある。 何回も「狼が来た」と言えば人は信じなくなり動かない。 我が国は強制せず緊張感の醸成でコントロールをしている。 明らかに街の人出が変わっている現在、一度自粛を解除して次の緊張感を与えることでコントロールするために、よいと考える。 インフルエンザ流行に対しマスクをつけるとか、ノロウイルスに対し手を洗うことと同じ。 そして指針により、社会としてコロナウイルスを怖がる姿勢になる、これを急に元に戻さず、段階的に緩めていく。 未来永劫、絶対に飲み屋でグラスを合わせて乾杯をできないわけではない。 様子を見ながらステップを踏むこと。 反町理キャスター: 先﨑さんはどう見る。 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: 未知のものと戦っているのであり、基本的には不確実。 東日本大震災のときにも「想定外」という言葉がよく使われた。 とるべき距離が1mか2mか、このスタジオに設置した出演者間のボードの効果も、最終的にはわからない。 ではこれは何を担保しているのか。 それは、これをやっているから大丈夫という 「精神的な安定」。 これが社会を混乱に陥らせない重要な手段。 アメリカではこれが機能しておらず、人種差別に火がついて混乱している。 我が国ではこの精神的安定感を担保する方法、そのコンセンサスの取り方として、ステッカーなどの手段はよいと思う。 トイレでも手洗いに注意するなど、そこで我々は安定を確保するのだと思う。 強制力ある仕組みの整備を検討すべき 反町理キャスター: 自粛に頼るのか公的圧力をかけるのか。 15日の決算委員会や18日の会見でも総理は強制力についての発言をしている。 佐藤正久 前外務副大臣: 危機管理の観点からは、性善説ではなく性悪説で、 使うかどうかは別としてもある程度の強制力の仕組みを持つのは大事。 そこで罰則を考えるのは政治の責任。 憂えているのに備えないのは無責任。 感染症においても、命を守るために万が一に備えるべき。 佐藤正久 前外務副大臣 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長: 特措法ができたときの考えだが、2009年の新型インフルエンザのパンデミックにおいてもある程度の制限が必要との議論になった。 例えば学校の休みは通常状態では学校長が決定するが、それでは学校ごとにばらばらになるため、自治体の長に権限を持たせた。 そこで日本ではどこまで私権を制限できるかという議論が相当行われ、緩いと言われるかもしれないが「自粛」という形になった。 ただ問題点がある。 法律においては決まりごととそれに対する補償が一体となる。 しかし自粛に対しては補償という考えがない。 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: これは「2つの自由」をめぐる話。 1つ目の自由は、例えばマイナンバー制度は10%しか普及していない。 総務大臣が銀行口座を紐付けしようと話しているが、なぜ今までできなかったのかといえば、プライバシーはじめ権利の問題。 平時においては権利を守り自由を担保したいという人が多い。 ただ、この自由はある前提に立っている。 それがコロナ禍で現れた。 この前提とは何か。 例えば一人親に3人の子供がいる4人家族があるとする。 コロナ対策の自粛で仕事ができない。 もしマイナンバー制度が普及しており、申請から1週間で40万円が銀行口座に入っていたらどうか。 2ヶ月以上の給料に相当するかもしれない。 これにより経済的な自由だけではなく、精神的自由も獲得できる。 虐待しないで済んだ、となるかもしれない。 これが2つ目の自由の話。 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: つまり、多少の私権を制限しても、危機の時に貧困にある人の生存権を確保するために1週間で40万円を払えるようにするか。 それとも2ヶ月経っても支払われないか。 その2つの自由を天秤にかけている。 絶対の無制限の自由というものはない。 そこでどちらの自由を選ぶかに、日本人の死生観や文化、国民性がでてくる。 これは政治を超えた話だと思う。 自身としては、1週間で40万円のほうの価値観を取りたい。 その意味では佐藤さんと一緒の考え。 接触確認アプリは不十分なものだが、一定の意義あり 海老原優香キャスター: 接触確認アプリ「COCOA」の運用。 どれほどの効果があるのでしょう。 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長: 公衆衛生対策に応用するためのデータ部分は、実は今回はほとんど外れている。 対象は登録した人だけで、どこで接触したかもわからない。 今回は一つの試みとして、例えばイベント会場などで登録を促す紙を配るとか。 そこを離れて数日経てば、陽性者と接触があった場合に医療機関を受診することにつながる。 反町理キャスター: しかしビッグデータをとって今後の方策に活かせる? 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長: 今のところはそこまでではない。 データとして公衆衛生対策、個人の感染症対策につなげるにはこれからの知恵がいる。 ただ、やらなければ進まないから進歩だとは思う。 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長 反町理キャスター: 私権制限と公共の福祉の兼ね合いの、ネットにおける向き合い方という話。 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: 肯定的に見ている。 日本の場合さまざまな段階を見て試験的にやっている、 これくらいの進歩でやっていけばいい。 反町理キャスター: ペースがゆっくりなのは仕方ない? 先崎彰容 日本大学危機管理学部教授: 今までを見ても、このアプリにも議論がこれだけいる国ならね。 佐藤正久 前外務副大臣: 現状、個人情報も取らず疫学的情報調査の役には立たない。 他国から見たら「なにこれ?」レベル。 でもそれを逆手にとって、例えばシンガポールでは国民が個人情報を取られたくないから2割にしか広まっていないが、 日本は逆にゆるくして一歩踏み出し、広げていくことができる。 ただ、メリットを感じてもらわなければ広まらない。 陽性者濃厚接触があったとの連絡があれば優先的に検査を受けられるとか、症状を入力することで相談センターにつながるとか、何かなければいけない。 (BSフジLIVE「プライムニュース」6月18日放送).

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