アビガン効かない。 コロナにアビガンの効果があまりないって本当ですか?

「アビガン」新型コロナに効かないの?無症状・軽症患者に投与してもはっきりした有効性なかった: J

アビガン効かない

政府が大見得を切ってしまい、さんまでもが「今月(5月)中の承認を目指す」と啖呵を切ってしまったコロナウイルス向け治療薬(という触れ込みで報じてきた)『アビガン(一般名:ファビピラビル)』について、やっぱりかというような報道が出てきました。 com 明白になった「アビガンはコロナに効かない」という事実 それも、本丸の日本医師会有識者会議が「アビガンがコロナウイルスに有効というエビデンスはない」と明言したことで、政府が掲げてきたコロナ対策の一角が崩れていたことが明確になったわけであります。 死刑宣告まではいかずとも、まあ「長くはねえよ」と言われたようなもんですね。 もちろん、私個人としてもせっかくの薬剤が本当に効くのであれば、そのエビデンスの周知と共に早く承認して一人でも多くのコロナウイルス感染者や重症者を救い、一刻も早く通常の経済にして社会不安を取り去りたいとは願います。 ただ、効かないのであれば話になりません。 大脇さん、本が出るそうです。 お布施のつもりで謹んで購入したいと思います。 で、いざ「どうもハードルが高いようだ」となって、いろいろ記事も出てきました。 〈アビガンは、本来の適応症である季節性インフルエンザに対する確かな有効性を証明できませんでした。 そのうえ、副作用として催奇形性(胎児に奇形を及ぼす危険性)があったため、本来なら承認される条件を満たしていない薬だった。 それなのに、「既存の薬とは違うメカニズムでウイルス増殖を抑えるので、ほかのすべての抗ウイルス薬が効かないような新型インフルエンザがはやったときに試してみる価値がある」という、極めて特殊な条件で承認されたのです。 季節性インフルエンザにすら十分に効くことを証明できなかった薬を、承認薬という言葉でひとくくりにして、夢の新薬のように言うのはおかしいと思います〉(隈本邦彦・江戸川大学教授) 落としどころを早期に決めるべきなのに 「日本がコロナウイルス対策で確かな手を打っている」という政治的な広報効果も含んで前のめりになったのだと好意的に解釈したとしても、このまま進んでいくと文字通り「薬害待ったなし」であり、催奇形性のような問題すらある劇薬である以上、これはもうなかなか無理なのではないかと思います。 アビガンの主な作用機序は、RNAの複製とmRNAの合成を阻止することにあるため、インフルエンザウイルスやコロナウイルスが増殖する際にRNAをコピーすることを防ぐことで重症化を防ぐわけですが、これって要するに人間の普通の細胞の分裂をも阻害しかねません。 なので、多数の細胞分裂をする妊娠初期の胚・胎児への悪影響が顕著であるだけでなく、男性にもあまりよろしくない問題を起こす可能性が指摘されるのです。 副作用がデカすぎる。 「そんな薬、気安く承認すんなよ安倍ちゃん」と言いたいところですが、まあなにぶん新型コロナウイルス対策ですので、医学・科学でどうかというより「強い対策を打っているのだ」と言いたい政治の都合で重い副作用はなかったことになり、また、効いているエビデンスもあったことになるという雰囲気になるのであります。 そうなると、もう政治的に「なかったこと」にしてフェードアウトさせる以外ないわけですけれども、いい意味でも悪い意味でもそれなりに政府も予算を使って持ち上げてしまった以上、落としどころを早期に決めないと傷口が広がる一方です。 決して「政府はコロナ対策でやることなすことすべて駄目だ」と言いたいわけではなく、当初はそれなりに高い期待感を持って迎えられたアビガンについては投資を行ったこと自体はナイストライとしたうえで、駄目なら駄目で早々に正直に総括してしめやかに神輿を降ろす必要があると思うのです。 祭りは終わったのだ、と。 しかしながら、どうも安倍政権というのは、こういう「正直に、これは問題であったので、認めて引き下がる」ということができない体質であるようです。 アビガン承認・推進のためチームを組んだ今井補佐官 問題の発端は、首相補佐官の今井尚哉さんでありまして、経済産業省内にアビガン承認・推進のためのチームまで組んでいました。 詳細については伊藤博敏さんが記事でまとめておられますが、この時点で、伊藤さんが指摘しているように厚生労働省内でも医系技官を中心に異論が百出し、このアビガン承認スキームというのは官邸主導の国策であったことは言うまでもありません。 yahoo. ましてや選良ではない人が発案して国の予算を使う権力構造については、単に「お友達内閣」とか「無能側近政治」などと馬鹿にし批判するのではなく、もう少し丁寧に血税が投入された経緯を検証し、しっかりと結果を確認し責任を全うしながら、より良く前進していく必要があると思うんですよ。 それが、最終的に官邸がアビガンを引っ込められないものだから、ずるずると5月も下旬に入ってなおネタを引っ張った挙句に、現場を代弁する本丸である日本医師会が有識者会議でようやく「アビガン効かへんがな」と真っ二つにせざるを得なくなるのは官邸の機能不全、チェック体制の甘さやある種の専横にも近いと批判されかねない事態だろうと感じます。 追及されるととっさに小さな嘘をつくは 繰り返しになりますが、アビガンが効くかもしれないというときに、政府が戦略物資になるかもしれないと踏み込んで投資をすること自体は「試すべき価値のあるプロジェクト」だったとは思うのです。 にわかに戦略物資になったマスクを中国が独占して「マスク外交」を展開するのならば、我が国には「アビガンがあるじゃないか」とジオン軍みたいなことを言いたくなる気持ちも分かります。 ハズレかも知れないというのは承知の上で、未曾有の事態で不確定な将来が予測されるなか、新型コロナウイルス対策の切り札候補は1枚でも多く持っておきたいのは正しい。 しかしながら、そういう外れることもある博打であることは承知の上で、駄目ならすぐに損切りをして、正直に経緯を国民に話すことが本当の政治だと思うんですよね。 どうもこの「正直に経緯を国民に話す」ことができない政治になってしまっているから、検察庁法問題然り、モリカケ然り、桜然り、大坪寛子・不倫問題然り、伊藤詩織問題然り、本来日本政治ではそこまで重要でない(当事者にとっては死活問題にせよ、国会で他の重要議題をほっぽって議論するほどではないという意味で)問題に無駄に時間を費やすことになるのです。 安倍晋三さんも、追及されるととっさに小さな嘘をつく悪癖があって、それが結果として矛盾を突かれてどんどん嘘で塗り固めなければならなくなり、猛烈な火だるまになるので事態収拾のために高級官僚が責任を押し付けられて詰め腹を切らされる、ということの繰り返しになっているのではないでしょうか。 黒川弘務さんなんて、当初は「余人をもって代えがたい」とか言って、法相のさんも「あんた弁護士だろ」と思わず突っ込みたくなるようなクソ答弁を繰り返してまで頑張っていたのに、いざ賭けマージャンの文春砲でかばい切れなくなると手のひらを返したように尻尾切りに走る、というのは安倍政権がいままで賑わせてきたスキャンダル後始末の典型です。 こんな花道もないような辞任劇が何十年の役人・検察官人生の最後に待っていようとは思ってもいなかったことでしょう。 本当に問われるべき経済問題はそっちのけ 長期政権になりすぎた「側近政治」安倍官邸の組織疲労かもしれないし、この国民生活が大変なところで安倍晋三さんと女房役であるべき官房長官・さんとのある種の権力闘争が経済問題そっちのけで繰り広げられている問題もあるかもしれません。 あるいは、どこぞの新聞社の社会部と政治部の主導権争いなのかは分かりませんが、政治とはそういうものなのだという恐ろしさと諦観とがない交ぜになった詫び寂びを感じます。 でも、本当に問われるべきは例えば使いづらいマイナンバーに依拠した「特別定額給付金ひとり10万円」がもっとスムーズに支給されるにはどうするべきか、また厚労省の「雇用調整助成金」オンライン申請に不具合が出て復旧のめどが立たないことをどう収拾するかというような、やるべき対策のほうにあると思うんですけどね。 学生さんとか、就学もままならないままバイトもできず困窮しとるのは国家的損失ですよ。 また、今年以降卒業する学生さんは大氷河期になります。 みんな不安がってるんですよ。 政府は安倍晋三さんが率先してここに大きなメッセージを投げないと。 それもこれもあって、新型コロナウイルス対策では日本はなぜか死者が少なくて『豪運』安倍晋三さんの真骨頂だなと思う反面、世界では対策と結束を強く促してリーダーシップを発揮した各国指導者が軒並み支持率を上げる中、我らが安倍晋三さんだけ支持が低迷しとる状況というのは悲しいんですよね。 なんで一番うまくいってるはずの我が国だけが、クソみたいな議論で大混乱してるんでしょうか。 国民の経済そっちのけで権力闘争をしている人たちの脳に、アビガンは効かないんですかね? (山本 一郎).

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もうアビガンなんて要らない

アビガン効かない

題名のとおりですが、早く承認しろだの増産だの規制緩和だの、風説がひとり歩きしていて見てられないので、ちょっと水をかけてみます。 アビガンばなしは何もかもがツッコミどころしかなくてどこから始めればいいのか迷うのですが、とりあえず下の3分類に整理してみます。 アビガンがCOVID-19に効くという証拠はない 2. アビガンがCOVID-19に効きそうだと考える理由は薄弱 3. 仮にアビガンがCOVID-19に効いたとしても、状況を変えられそうにない 1. アビガンがCOVID-19に効くという証拠はない ここに疑問はないですね?いいですよね? だめですか。 だめなんでしょうね。 わかりましたよ。 説明しますよ。 ないものはないので、ないことは証明できないので、説明も何もないのですが。 テレビでも新聞でも「期待されている」とかの言い方はあっても「効く」とは言ってないですよね。 この「期待」というのは責任逃れのための言い回しで、「そういう主観的なことを言ってる人はいるみたいですけど、実際どうかは知りましぇん」という意味です。 同じように、効くと「考えられる」とか、効きそうな「作用を持つ」とか、ウイルスに「対する」とか、治す「ための」薬という表現は全部そうです。 「考えたのは仮説にすぎません」「その作用があるから効くとは言ってません」「目的にかなうものだとは言ってません」という言い訳を用意してるんです。 国語のテストです。 なんじゃそりゃ、と思いますか? ぼくも思いますよ。 でもそういうものなんです。 ぼくもネットの記事書いてたころはよくやりました。 勝手に空気読んで「わざわざ取り上げるってことは意味があるんですよね?」と脳内補完してるのは視聴者だけです。 「そんな言い方は健康番組でもなんでもよくある、言葉尻にこだわってるお前の妄想だ」と思いますか? 残念ながら、健康番組やなんかが全部同じだってことです。 アビガンに始まったことではないのです。 ぼくもテレビのニュースとかワイドショーとかそんなにチェックしてないので、中には一線を越えて「効く」「効きそう」「効いた」と言っちゃってるものがあるかもしれませんが、それは見つかったらアウトなやつです。 ガッテンのベルソムラ騒動とか、もう覚えてる人もいないでしょうけど。 詳しい人は「でも改善例もあるって…」と思うかもしれませんが、よく見てください。 たとえばこういうの。 ね? そもそもCOVID-19は軽症なら勝手に治る病気です。 重症で人工呼吸器が必要になっても、割合は諸説ありますが、みんな死ぬわけではありません。 いいですか。 だいたいの人は勝手に治るんです。 飲まなくても治る人にアビガン飲ませて、自力で治ってるのを見てるだけかもしれない。 対照がないとわからないんです。 で、その対照を取った試験が中国で行われました。 カレトラとアビガンを比較すると、 ・アビガンのほうが早くウイルスがなくなった。 ・アビガンのほうがCTで改善傾向になる人が多かった。 ・アビガンのほうが副作用が少なかった。 …と書いてあるわけですが、これで「アビガンいいじゃん!」と思った人は上の文章を読み直してください。 そうですね。 「治った」とは言ってないですね。 死亡数とか、人工呼吸器が必要になった割合とか、退院までの日数とか、そういうのが比較されてないですね。 その筋の用語で言うと、代理アウトカムだけ見て真のアウトカムを見てないですね。 真のアウトカムを見るにはそれなりに時間が必要だったり、結果をハッキングするために無理矢理退院させるとか無理矢理人工呼吸器つけるとかが可能だったりと、それはそれで難しい点があるのですが、この試験に関して、そういう諸条件をクリアして真のアウトカムを比較する設計にできなかったとは、ぼくは思いません。 こういう試験をぼくは「志が小さい」と呼んでます。 大きい結果を出す気がないのです。 そんな試験で「差があった」という結果がいくら出たって、現実は変わりません。 志と言えば、この試験についてはもうひとつ。 臨床試験って始める前にデータベースに登録するものなんですね。 「こういう試験やるよ」と宣言してから実行するんです。 なぜかというと、そういうルールにしておかないと「いい結果が出たら公表して、悪い結果が出たら隠す」というズル(出版バイアスと言います)ができてしまうからです。 登録制度があっても出版バイアスは残るという議論もありますが、まあそれはマニアックなので置いておいて… アビガン試験も登録されてます。 …が、思わず二度見しましたね。 わけがわかりませんね。 登録では「30人にアビガン、30人にカレトラ、30人はどちらも使わない」という3グループで比較することになっている。 対して、結果報告では「35人にアビガン、45人にカレトラ」という2グループで比較してます。 いいですか。 フェアプレーのために何をするか予告するのが登録制度でしたね。 予告を守ってないんです。 予告とは別の試験をやってるんです。 「私はフェアプレーをしていません」と宣言してるようなものです。 こんなのがアリなら、実際には120人くらいで試して、都合のいい結果が出た人だけを報告に載せるという荒業(狭義のチェリーピッキングですが、ぼくがいままで読んだ試験報告では「やってるかも」と思ったことすらありません)だってできてしまいます。 やむにやまれぬ事情で計画を守れなかったならそう書いて結果に対する影響を考察するべきですが、それもありません。 要約すると、この試験は、「最初から大した結果を出す気がなく、目標を細かく設定したが、その目標に届く過程でさえズルをしている」という代物で、まあ普通に考えて、アビガンが効かないことの状況証拠と言うべきなんじゃないでしょうか。 もちろん、アビガンの臨床試験はこの1件だけではありません。 中国で登録されてる試験は7件あるようです。 8件表示されてますが、最後のはエボラの試験です。 COVID-19の試験は7件。 うち死亡についてのアウトカムを見ていない「志の小さい」試験を除くと4件。 「このうち1件でもいい結果が出れば…」というのが、よく使われる意味でのチェリーピッキングですね。 試験ごとに結果がブレているなら、たまたまいい結果だったところだけを見るのはまずいですね。 全部拾わないと登録制度の意味がないですね。 さらにもちろん、臨床試験をやってるのは中国だけじゃないですね。 アメリカが仕切ってるデータベースだと12件ヒットしました。 日本でもやってるようです。 が、これこそが「志の小さい」試験です。 >目標症例数は96例。 ただし、「数十例を登録後に見直しを行い、必要に応じて症例数を増やす『アダプティブデザイン』とする」 とかキリッと言ってますけど、つまり「効いてそうなデータが出なかったら出るまで延長戦にする」と言ってるわけで、最初から予防線張りまくりです。 試験の結果はこれから続々出てくるでしょうから、全体としていくらかいい方向に出ていく可能性もありますが、それもまた「怪しみポイント」です。 ある試験が「効かない」という結果を出し、似たような試験が「よく効く」という結果を出し、その差が大きい場合、どっちを信じますか? 間を取りますか? どっちかが嘘だったら? はい、その筋の用語では非一貫性と言う状況です。 良心的に「実は効果を大きく左右する未知の要因があって、その点を見逃してまとめたので一貫しなくなった」と考えるのが王道ということになってますが、「どれかが嘘だった」ということも当然ありえるわけです。 いずれにせよ、仮に間を取るとしても、間を取った数字は「ちょっと怪しいものとして扱う」という慣習になってます。 つまり、1件でもダメな結果が出てしまったら、それを挽回するのはすごく難しいということです。 アビガンがCOVID-19に効きそうだと考える理由は薄弱 「緊急事態にエビデンスなんかのんびり待ってられるか」という考えかたがあります。 効くかもしれないと考える理由があるなら、証拠がなくても、試しに使ってみる。 まあ、わかります。 ではアビガンは「効きそう」なのでしょうか。 ぼくにはそうは思えません。 まず、アビガンはインフルエンザの薬です。 インフルエンザの薬は麻疹には効きません。 ポリオにも効きません。 エイズにも効きません(アマンタジンはパーキンソン病に効くじゃないか、というのは関係ない話なので割愛)。 なぜコロナに効くと思うのでしょうか。 効くとして、ふつうのコロナウイルスに効いてないものが新型コロナウイルスに効くと、なぜ思うのでしょうか。 いや、試してないだけで実は効くのかもしれません。 上に書いたのはあくまで「多数派意見では効くと思われていない」というくらいの意味ですから、実はエイズにも効くのかもしれない(すでに試験があるかは調べてません。 あったら教えてください)。 エボラに効いたじゃないか、という声が聞こえてきます。 たしかにそういう報告もあるのですが、 これ、試験として設計されてないデータをかき集めたものなのでどこで偏ってるかわからないのもさることながら、後ろまで読んでいくと「多くの患者について正確な死亡日がわからなかった(we were lacking the exact death date on many patients)」と書いてあったりして、正直なんともわかりません。 そもそもですが、アビガンは「インフルエンザを治す効果」も微妙です。 この審査報告書にアビガンvsタミフルの試験が2件載ってます。 2件の結果はそれぞれ、 ・熱が下がるまでの時間(中央値)が、アビガン高用量で40. 2時間、タミフルで28. 8時間 ・インフルエンザの症状がなくなるまでの時間(中央値)が、アビガンで55. 4時間、タミフルで47. 8時間 なんかタミフルのほうが効いてそうですね。 この2件の結果と「タミフルvsプラセボだともっと差が開いたから」という理屈で「効果あり」という判定になってるわけですが、そもそもタミフルの効果は「症状がなくなるまでの時間を半日から一日縮める」という程度です。 タミフルより7時間ほど長く症状が続くとすると、得した時間は半日未満ということになりますが、病院までの往復と待ち時間に比べてどっちが長いかはわかりません。 「インフルエンザにもちょびっとしか効かないインフルエンザの薬を、COVID-19に使ったら効く」と思える理由、ぼくには思いつきません。 RNAポリメラーゼを阻害とか言ってますけど、その理屈でなんにでも効くんだったらなんにでも効くはずで、そのすべてをメーカーがこれまで見逃してるわけないと思うんですけどね。 特に、ふつうの風邪の何割かを占める従来型コロナウイルスという超巨大市場を。 仮にアビガンがCOVID-19に効いたとしても、状況を変えられそうにない まあ、ここまでの話は状況証拠なので、実際はやってみないとわかりません。 試験も走ってることですから、いい結果が出たら出たで、みんなが使えるようになったらなったで、いいことなのかもしれません。 しかし、「治療薬ができたらCOVID-19は一発解決」なんていう甘い話はありません。 インフルエンザには治療薬もワクチンもありますけど、日本だけで年間1000万人感染して1万人死んでますね。 結核、梅毒、破傷風、百日咳、なくなってませんね。 麻疹、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう、なくなりませんね。 まあ、何もないころに比べれば劇的に変わりました。 結核とか麻疹くらいに少なくなればみんな安心できるかもしれません。 しかし、結核の薬はめちゃくちゃ効く薬です。 麻疹のワクチンもめちゃくちゃ効くワクチンです。 それほど劇的な発明がない場合、大して変わらないでしょう。 雑な話ですが、「めちゃくちゃ」じゃないとダメなんです。 いまニュースになってるのはどれもこれも「ちょびっと」の話です。 志が小さいのです。 「ひとつひとつは微妙な薬をまとめて使ったらまあまあ効いた」という例もなくはないですが、それこそ最初から当てにするものではないでしょう。 そんなわけで、アビガンは効きません。 百歩譲っても、「アビガンが出るまでのがまんだからロックダウンにみんな協力して乗り切ろう」という話は事実無根です。 先に忽那先生の記事を読んだ方にはだいたい繰り返しになったと思います。 この記事には「nが小さいから怪しい」という逆転した論理が現れたり(原則としてnは小さいほうがいい、例外的に注意するべきなのがsmall study effectだがそれを気にするならnとか言ってる場合ではない)、「エビデンスのピラミッド」という古代の遺物を持ち出していたり(研究デザインだけで研究者の手練手管を判別できると思ったら大間違い)と、細かいところは気になるのですが、だいたいは同意できます。 しかし、ひとつだけどうしても譲れないところがあります。 忽那先生は「報道」を問題にされています。 たしかに報道にも問題はあると僕も思います。 しかし、この種の話題では頻繁に参照される2014年のBMJの論文をふまえると、片手落ちの議論だと思います。 The association between exaggeration in health related science news and academic press releases: retrospective observational study ざっくり要約すると、「大学のプレスリリースに誇張表現が含まれている場合、一般向けニュースにも誇張が多く、プレスリリースに誇張がなければニュースにも誇張が少ない」ということです。 この観点からは、責められるべきはメディア各位ではなく、エンバーゴのルールを無視してケースレポートを恣意的にメディアに流すとか、 倫理審査のルールがなぜあるかを無視して緊急事態だからと好き勝手をやろうとするといった、 世間知らずの大学人のふるまいではないでしょうか。 「示しがつかない」ことをする人の責任が問われないで、いつも「偉い人の言うことを聞け」と言われる一方のメディアばかり責め立てるのでは、現実はよくならないと思います。 新型インフルエンザの薬って訳ではなく新型インフルエンザ用に取っておいたって聞いたけど違うのだろうか。 ようはインフルエンザウイルスに効かなくなってしまわない様、いざと言う時に〜なんて聞いていたが。 実際RNAウイルスには効果があるのでは? エボラにも効果があったなんて報告もあったが、たしかになかなか確証の得られない分野で根拠不足感は否めないが、逆に「アビガンは効かない」なんて言い切ってるあたりポジショントーク的なものを感じる。 実際私もしっかりと調べた訳でもなく、当然研究者でも無いので、上記のことも曖昧な言い方しかできない。 しかしそのような状況なら曖昧な言い方しかできないのが普通では無いか? アイデアやソースを得たために傾倒してしまった様に感じる文章だ。

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新型コロナ「アビガンは効かないよ」問題について(2020年5月22日)|BIGLOBEニュース

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治療薬「特例的承認」に懸念 日本医師会有識者会議が声明 - 明白になった「はに効かない」という事実 それも、本丸の日本医師会有識者会議が「がに有効というはない」と明言したことで、政府が掲げてきた対策の一角が崩れていたことが明確になったわけ。 死刑宣告まではいかずとも、まあ「長くはねえよ」と言われたようなもんですね。 もちろん、私個人としてもせっかくの薬剤が本当に効くのであれば、そのの周知と共に早く承認して一人でも多くのや重症者を救い、一刻も早く通常の経済にして社会不安を取り去りたいとは願います。 ただ、効かないのであれば話になりません。 大脇さん、本が出るそうです。 お布施のつもりで謹んで購入したいと思います。 で、いざ「どうもが高いようだ」となって、いろいろ記事も出てきました。 を妄信する人が知らない不都合な真実(プレス) - 東洋経済 プレスがいい仕事をしているのでこれ以上ここでは書きませんが、要するにこういうことです。 〈は、本来の適応症である季節性に対する確かな有効性を証明できませんでした。 そのうえ、として催奇形性(胎児に奇形を及ぼす危険性)があったため、本来なら承認される条件を満たしていない薬だった。 のに、「既存の薬とは違うメカニズムで増殖を抑えるので、ほかのすべてのが効かないようながはやったときに試してみる価値がある」という、極めて特殊な条件で承認されたのです。 季節性にすら十分に効くことを証明できなかった薬を、承認薬という言葉でひとくくりにして、夢の新薬のように言うのはおかしいと思います〉(隈本邦彦・大学教授) 落としどころを早期に決めるべきなのに 「日本が対策で確かな手を打っている」という政治的な広報効果も含んでになったのだと好意的に解釈したとしても、このまま進んでいくと文字通り「薬害待ったなし」であり、催奇形性のような問題すらある劇薬である以上、これはもうなかなか無理なのではないかと思います。 の主な作用機序は、RNAの複製とmRNAの合成を阻止することにあるため、やが増殖する際にRNAをすることを防ぐことで重症化を防ぐわけですが、これって要するに人間の普通の細胞の分裂をも阻害しかねません。 なので、多数の細胞分裂をする妊娠初期の胚・胎児への悪影響が顕著であるだけでなく、男性にもあまりよろしくない問題を起こす可能性が指摘されるのです。 がデカすぎる。 「そんな薬、気安く承認すんなよ安倍ちゃん」と言いたいところですが、まあなにぶん対策ですので、医学・科学でどうかというより「強い対策を打っているのだ」と言いたい政治の都合で重いはなかったことになり、また、効いているもあったことになるという雰囲気になるの。 そうなると、もう政治的に「なかったこと」にしてさせる以外ないわけですけれども、ももりに政府も予算を使って持ち上げてしまった以上、落としどころを早期に決めないと傷口が広がる一方です。 決して「政府は対策でやることなすことすべて駄目だ」と言いたいわけではなく、当初はりに高い期待感を持って迎えられたについては投資を行ったこと自体はトライとしたうえで、駄目なら駄目で早々に正直に総括してしめやかに神輿を降ろす必要があると思うのです。 祭りは終わったのだ、と。 、どうも安倍政権というのは、こういう「正直に、これは問題であったので、認めて引き下がる」ということができない体質であるようです。 承認・推進のためを組んだ今井補佐官 問題の発端は、首相補佐官の今井尚哉さんでありまして、内に承認・推進のためのまで組んでいました。 詳細については伊藤博敏さんが記事でまとめておられますが、この時点で、伊藤さんが指摘しているように内でも医系技官を中心に異論が百出し、この承認ムというのは官邸主導の国策であったことは言うまでもありません。 認可に抵抗した厚労医官、今井秘書官はに推進 薬剤や医学に詳しいわけではない出身の今井尚哉さんが主導でやったからには、を踏むのは良しとしても、話が違ったらを畳む責任も本来負っているはずです。 ましてや選良ではない人が発案して国の予算を使う権力構造については、単に「お友達内閣」とか「無能側近政治」などと馬鹿にし批判するのではなく、もう少し丁寧に血税が投入された経緯を検証し、しっかりと結果を確認し責任を全うしながら、より良く前進していく必要があると思うんですよ。 それが、最終的に官邸がを引っ込められないものだから、ずるずると5月も下旬に入ってなおネタを引っ張った挙句に、現場を代弁する本丸である日本医師会が有識者会議でようやく「効かへんがな」と真っ二つにせざるを得なくなるのは官邸の機能不全、体制の甘さやある種の専横にも近いと批判されかねない事態だろうと感じます。 追及されるととっさに小さな嘘をつくは 繰り返しになりますが、が効くかもしれないというときに、政府が戦略物資になるかもしれないと踏み込んで投資をすること自体は「試すべき価値のある」だったとは思うのです。 に戦略物資になったを中国が独占して「外交」を展開するのならば、我が国には「があるじゃないか」とみたいなことを言いたくなる気持ちも。 かも知れないというのは承知の上で、未曾有の事態で不確定な将来が予測されるなか、対策の切り札候補は1枚でも多く持っておきたいのは正しい。 、そういう外れることもある博打であることは承知の上で、駄目ならすぐに損切りをして、正直に経緯を国民に話すことが本当の政治だと思うんですよね。 どうもこの「正直に経緯を国民に話す」ことができない政治になってしまっているから、検察庁法問題然り、然り、桜然り、大坪寛子・和泉洋人不倫問題然り、問題然り、本来日本政治ではそこまで重要でない(当事者にとっては死活問題にせよ、国会で他の重要議題をほっぽって議論するほどではないという意味で)問題に無駄に時間を費やすことになるのです。 さんも、追及されるととっさに小さな嘘をつく悪癖があって、それが結果として矛盾を突かれてどんどん嘘で塗り固めなければならなくなり、猛烈な火になるので事態収拾のために高級官僚が責任を押し付けられて詰め腹を切らされる、ということの繰り返しになっているのではないでしょうか。 黒川弘務さんなんて、当初は「余人をもって代えがたい」とか言って、法相の森雅子さんも「だろ」と思わず突っ込みたくなるようなクソ答弁を繰り返してまで頑張っていたのに、いざのでかばい切れなくなると手のひらを返したように尻尾切りに走る、というのは安倍政権がいままで賑わせてきた後始末の典型です。 こんな花道もないような辞任劇が何十年の役人・検察官人生の最後に待っていようとは思ってもいなかったことでしょう。 本当に問われるべき経済問題はそっちのけ 長期政権になりすぎた「側近政治」安倍官邸の組織疲労かもしれないし、この国民生活が大変なところでさんと女房役であるべき・さんとのある種の権力闘争が経済問題そっちのけで繰り広げられている問題もあるかもしれません。 あるいは、どこぞの新聞社の社会部と政治部の主導権争いなのかは分かりませんが、政治とはそういうものなのだという恐ろしさと諦観とがない交ぜになった詫び寂びを感じます。 でも、本当に問われるべきは例えば使いづらいに依拠した「特別ひとり10万円」がもっとに支給されるにはどうするべきか、またの「」申請に不具合が出て復旧のめどが立たないことをどう収拾するかというような、やるべき対策のほうにあると思うんですけどね。 学生さんとか、就学もままならないままもできず困窮しとるのは国家的損失ですよ。 また、今年以降卒業する学生さんは大になります。 みんな不安がってるんですよ。 政府はさんが率先してここに大きなを投げないと。 それもこれもあって、対策では日本はなぜか死者が少なくて『豪運』さんの真骨頂だなと思う反面、世界では対策と結束を強く促してを発揮した各国指導者が軒並み支持率を上げる中、我らがさんだけ支持が低迷しとる状況というのは悲しいんですよね。 なんで一番うまくいってるはずの我が国だけが、クソみたいな議論で大混乱してるんでしょうか。 com 関連ニュース•

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