さわってみると少しゴワゴワした感じ キムワイプとは「産業用ワイパー」 日本製紙クレシアによると、キムワイプは「産業用ワイパー」という商品。 ワイパーといえば、車についている雨を拭き取る棒状の装置を思い浮かべますが、そうではありません。 ワイプする(wipe=拭き取る)ためのものという意味で、わかりやすく言えば「業務用の拭き取り紙」のことです。 もともとは、アメリカのキンバリー・クラーク(Kimberly-Clark)社が第二次世界大戦中に光学レンズの拭き取り用として開発したもので、1969年から日本製紙クレシアの前身である「十條キンバリー」が国内で製造・販売を始めました。 名前はKimberlyのKimとwipeをつなげてキムワイプ(Kimwipe)となりました。 今ではサイズ別に4種類がラインナップされています。 メインである「S-200」はティッシュのような長方形ではなく、正方形に近いのが特徴。 実験器具などと一緒に机の上に置いても邪魔にならないよう、この形になったそうです。 ケバ立ちが少なく、拭き取った後の繊維が目立たないので、主に大学や民間企業の研究室や電子工場などで使われています。 用途はビーカーや試験管、薬品などの拭き取りです。 記者が社内で理系の同僚にキムワイプを見せたところ、「研究室には必ずあった。 なんでも使える万能選手」「これでよく鼻をかんでた」などと懐かしんでいました。 この商品、一度使い始めると他の商品に切り替えることは、ほとんどないといいます。 研究室などの場合、他の製品に変えることで実験結果の数値に影響が出る可能性があるためだそうです。 ネット上で調べると、様々な用途に用いられているようです。 ヒロを走るキムワイプ色の路線バス — zunda nはオマケ zundan どう見てもキムワイプです、本 ry あり ry RT 千代田線北綾瀬支線仕様に改造された05-101F。 編成番号は63。 — うおたるるん TheRoyalEngine キムワイプかとおもったわ — きつねまん lostKTNEman なかには、コーヒーに使ったり料理したりする強者までいます。 ~キムワイプ試食会その1~ 『キムワイプコーヒー』 まず手始めに、キムワイプでインスタントコーヒーを濾して飲んでみました。 中の人は自己責任で食べてますが、キムワイプはほぼ消化されません。 食べた際にいかなる事故が起こるかわからないので、キムワイプは食べないで下さい。 キムワイプを食べて起こった事故に関して、我々はいかなる責任も負いません。 どんなに好きでも絶対に食べないでください。 「用途外の使用方法は推奨できません」 日本製紙クレシアでは「用途外の使用方法は推奨できません」としています。 そもそも業務用として原則ケース売りのみですが、研究室で使い慣れたキムワイプを自宅でも使いたいというニーズはあるようです。 東急ハンズでは、渋谷や新宿など一部店舗でバラ売り販売しています。 ここ1年間でおよそ3,000個が売れていて、理化学ジャンルのカテゴリーで約600アイテム中11位と上位にランクインしています。 購入層は老若男女幅広く、指名して3~4個まとめて購入する人がほとんどだそうです。 日本製紙クレシアのマーケティング部の桂康行さんはこう話します。 「キムワイプというブランドがみなさまに親しんでいただけるのはうれしいです。 期待を裏切らないものづくりをしていきたいと思います。 でも、用途に応じていろんな商品をつくっているので、それぞれに合ったものを使っていただきたいと思います」。 こう話す桂さんですが、ときどきメガネをキムワイプで拭いてしまうそうです。 エタノール吹き掛けて、机とか拭くと、汚れが綺麗に落ちて便利です。 ある世界にだけ常識的な小物ってあるよね。 映像・写真業界のパーマセルとか。
次のキムワイプとは キムワイプとは、液体などを使う理系の実験室や工場、医療機関に必ずと言っていいほどおいてあるペーパータオルで、実験器具などを拭いて清掃するため使われます。 名前の「キム」とは、アメリカの大手製紙会社「キンバリー・クラーク」 Kimberly-Clark のKimから来ています。 「ワイプ」は「拭く」の意味です。 シンプルです。 用途が異なるシリーズとして、キムタオルやJKワイパーなどがあります。 ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどに比べて、けば立ちが少なく、紙くず(紙粉)が出にくい性質があるために、紙粉が影響しかねない実験などの現場で重宝されています。 ちなみに実験室の住人は、キムワイプで自分の眼鏡を拭いたり、鼻をかんだりしているそうですが、ティッシュよりごわごわと固い紙質なのでそのような用途にはお勧めできません。 今回はそんな、どこの家庭でも1つは常備しているキムワイプでマスクを作ります。 用意するもの 用意するものはこれだけです。 キムワイプ4枚• ステープラー ホチキス +芯2個 もちろん作る前には手を洗ったり、机を拭くなどして花粉やウィルスを落としておかなければなりません。 作り方 中央半分の折り目の谷を手前にして置き、上下に半分に折り目をつけて開く。 この時の上方向が完成したマスクの上側になる。 また作業時の手前側がマスクの内側になる。 ここまでを横から見た図がこんな感じ。 2枚目の折り返した部分を1枚目との重なっている部分まで上に折りたたんで、折り目をつけて開く。 横から見た図 3枚が重なっている中央部分に4枚目を重ねる。 横から見た図 上下のはみ出ている部分 1枚のみになっている部分 を4枚目の際まで半分に折る。 はみ出ている部分を折り返したサイズでジャバラ状に追っていく。 最後まで折ったら、輪ゴムを置いて両端をステープラー(ホチキス)で留める。 輪ゴムは横向きにして、留める向きは縦向きにすると完成したとき綺麗に見える(気がする)。 ジャバラを慎重に開く。 焦って強く引っ張ると破けたり、織り込んだ部分が外れてしまいます。 破けたり織り込んだ部分が外れしまったら、残念ながら最初からやり直しです。 形を整えて完成。 完成したら消毒用エタノール(アルコール)などで消毒しておきましょう。 日常用の消毒液は食品にも使えるパストリーゼが個人的に一押しです。
次の実験などで使う拭き取り用紙として、理系学生にとってはなじみ深い「キムワイプ」。 ファンの中には、情熱のままに「食べて」しまう人も……。 この状況を逆手にとり、製造元企業が投稿したツイートが話題です。 エイプリルフール用の「ネタ」して生まれたという、つぶやきの背景について、担当者に聞きました。 (withnews編集部・神戸郁人) 「ほんのり理系風味」というパワーワード 製造・販売を担う日本製紙クレシアによると、キムワイプは「産業用ワイパー」の一種です。 毛羽立ちが少ないため、研究機関などで実験器具の拭き取りに使われています。 「日本製紙クレシアは『食用キムワイプ』の生産・発売に成功したことを報告いたします」 「商品説明や食用上の注意をよく読み、ご納得いただいたうえで購入をお願いします!」 日本製紙クレシアは『食用キムワイプ』の生産・発売に成功したことを報告いたします。 緑色の背景に白抜き文字で「食用キムワイプ」と書かれ、その下には主力商品「S-200」の箱と思われる、四角い物体が写り込んでいます。 シンボルである黄緑と深緑のラインも入っていますが、縁が波打つなど、ちょっと不自然なデザイン。 「拭き取り能力無し」「ほんのり理系風味」「お召し上がり後、満腹中枢が刺激され実験中に眠くなる恐れがあります」。 説明文も、どことなく脱力系です。 実はこの商品、エイプリルフール用に作られたケーキだったのです。 「夢の新製品」「飲用キムワイプはないですか」。 ツイートには好意的なコメントが多数寄せられました。 3日時点で1万以上の「いいね」がつき、リツイートも5千回を超えています。 「キムワイプおいしい」にあえて便乗 遊び心あふれる企画は、どのようにして生まれたのか? 日本製紙クレシアを取材しました。 担当者によると、きっかけは新型コロナウイルスの流行です。 行事の自粛を強いられるなど、生活が普段と一変する中で、一瞬でもほっこりして欲しい。 そんな思いから、ツイッターアカウントのフォロワーに向け、発信しようと思ったといいます。 SNS上では、商品への愛情がほとばしるあまり、「料理」する人が少なくありません。 「キムワイプおいしい」というワードが飛び交うこともしばしば。 もちろん、メーカーからすれば非推奨の使用法です。 しかし今回、この流れにあえて便乗することにしました。 「研究開発に携わる皆さんが、リフレッシュする時間に、キムワイプをネタにして下さっている。 それは非常に嬉しいことでした。 頭のどこかにキムワイプが潜んでいるわけですから! 一生に一度乗っかるなら、4月1日しかない。 そう思い、一日限定で決行しました」 ケーキを割ってみると、おいしそうなスポンジ部分が見えてくる 出典: 日本製紙クレシア提供 「アカウント開設以来、最高の反応」 説明文にも、こだわりが表れています。 「通常であれば、食べることがかなわないキムワイプ。 感極まって、大事な実験機器を『食用キムワイプ』で拭いてしまうと、一般のキムワイプを大量に使わせてしまう恐れがありました。 そのため、『拭き取り能力がない』ことを、2回表記させて頂きました」 画像については、日常になじむデザインがよいとの発想から、ネットショップのような体裁を採用。 「思わずポチりたくなる」ものを目指したそうです。 結果的に、1万以上の「いいね」を集めた今回のツイート。 約2年半前にアカウントを開設して以来、過去最高の反応だといいます。 コメントの中には、「キムタオル」といった、同社が扱う別の産業用ワイパーでも再現して欲しい、との声も。 ユーザーとの交流を深める好機になったようです。 話題を集めたことについては、次のように語りました。 「このツイートをネタに、オンラインで仲間とワイワイ盛り上がって頂けたなら、『キムワイプ冥利』につきます」 「キムワイプは昨年、誕生から50周年という節目を迎えました。 これからも精一杯、皆様に寄り添っていきたいと思います」 日本製紙クレシアが運営する、キムワイプの公式アカウントがツイートした「食用キムワイプ」。 実は2020年のエイプリルフール用に作られた製品(非売品)。 出典:日本製紙クレシア提供 売れ筋商品の「S-200」がモデルで、その正体はケーキ。 キムワイプの特徴である「ざらざら感」を、砂糖などで再現した。 出典:日本製紙クレシア提供 側面には、実際の商品にも記載されている「Kimwipe」の文字が。 出典:日本製紙クレシア提供 横向きのストライプも忠実に表現。 出典:日本製紙クレシア提供 手作り感あふれる「キムワイプ」の表記が、何とも言えない味を出している。 出典:日本製紙クレシア提供 割ってみると、確かにケーキだった。 柔らかそうなスポンジ部分が食欲をそそる。 出典:日本製紙クレシア提供 本物の「S-200」と並べて記念撮影。 「さすが公式!」と拍手したくなる出来栄えだ。 出典:日本製紙クレシア提供 キムワイプの主力商品「S-200」 出典:日本製紙クレシア提供 キムワイプの主力商品「S-200」 出典:日本製紙クレシア提供 産業用ワイパーの一種「JKワイパー」 出典:日本製紙クレシア提供 産業用ワイパーの一種「キムタオル」 出典:日本製紙クレシア提供 おすすめ記事(PR)•
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