ポケモンgo ひ、ひひ。 公園にいた褐色幼女「おじちゃんすまーとほんでなにしてるの?」

公園にいた褐色幼女「おじちゃんすまーとほんでなにしてるの?」 : その他 SS

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~前回までのあらすじ~ ミリストネア国王の居城・ハイデンシュタイン城に到着した一行は、王子と面会する。 王子はこの結婚問題の中、未だに希望を捨ててはおらず、その健気な姿にカルムたちは、彼に全面協力することを約束した。 一方シトロンは、トイレからの道すがら、偶然、スピアーに襲われていた『クラリス』と名乗る少女を助ける。 自分を助けてくれたシトロンを意識し始めるクラリスであったが、なんと彼女はイルレオネの姫君・クラリス姫本人であった! XYXYXYXYXY カルム「さて、作戦会議を始めよう」 荷ほどきを終えた一行は、先ほどのシトロンの出来事などつゆ知らず、執事のデトレフと王子のエドワードを交えて、姫を王子に惚れさせる算段を立て始めた。 カルム「恋愛マスターのセレナさん、ありがたい助言をお願いいたします」 セレナ「お任せを」 セレナはひとつ咳払いをすると、訥々と語り始めた。 女性は『偶然』というものに酷く運命性を感じやすい、感情的な生き物です。 ページをめくると、そこには彼女が描いた可愛らしいイラストの計画シナリオが描かれていた。 準備もラクだし、もし失敗しても次のプランもあるようだしね」 セレナ「その通り!あたしにお任せあれ」 カルム「なんだよこいつの自信・・・恐ろしいわ・・・」 セレナ「ただしこれには王宮の従業員の皆さんの協力が必要です」 デトレフ「とおっしゃいますと?」 セレナ「この計画を知らない他の従業員さんが、あたしたちを本当の悪人と勘違いして騒ぎを起こされると困るんです。 そのために、デトレフさん、お願いします。 従業員さんに口裏を合わせておいてもらえませんか」 デトレフ「なるほど。 そういうことでございますれば、なんなりとお申し付けくださいませ」 シトロン「だんだん計画が現実味を帯びてきましたね・・・!」 セレナ「ええ・・・!これでもしも姫が『他の人を好きになっちゃう』なんてことが無ければ・・・計画は成功間違いなしだわ!」 シトロン「あはは、まっさか~!今日に限ってそんな不運が起きるわけないじゃないですか~!」 セレナ「そうよね~!案外早く任務終わっちゃいそう!」 まさか自分が計画の首を締めることになるとは、この時、シトロンは思ってもいなかったのであった。 XYXYXYXYXY ~舞踏会 直前~ カルム「はは、タキシード着たの初めてだわ・・・どうだ、似合ってるか?シトロン」 シトロン「カルムさんは何着ても似合うじゃないですか。 脚も長く見えますし、羨ましいです・・・」 そして夕刻になり、一行は舞踏会に自然な形で潜入するために、黒い燕尾の付いたタキシードに着替えていた。 カルム「この蝶ネクタイどうやって締めんだ・・・?」 カルムが鏡に向かって蝶ネクタイの結び方に苦戦していると、女性陣が隣の部屋からやって来た。 どちらもあまりファッションに興味のない2人なので、なかなかに新鮮味を感じる。 カルム「おおお!二度見しちまったよマチエール!似合ってる似合ってる!」 マチエール「えへへ・・・よかったあ!」 シトロン「ユリーカも見違えましたよ」 ユリーカ「へっへ~!『ぽてんしゃる』ってやつだね~!」 すると、再びドアが開き、今度はセレナとカルネが入って来た。 セレナ「うふふ・・・踊って差し上げてもよくってよ?」 カルム「おま・・・!」 セレナは肩から鎖骨のあたりまでを大胆に露出した、ベージュのロングトルソードレスを纏っていた。 身体のラインに沿うように作られたドレスのシェイプが、彼女のモデル的プロポーションを強調する。 ポニーテールの下から覗くうなじが妙に艶めかしい。 大胆に開いた胸元がカルムの視界に否応なしに入って来る。 カルム「うわ・・・カルネさん、すっげえ・・・」 カルネ「あら、そうかしら?ふふふ」 カルネは彼女らしい純白のスレンダーラインドレスに身を包んでいた。 本当に富裕層の社交会にいそうな風格を漂わせている。 カルネ「さぁ、そろそろ行きましょうか。 国王の祝辞が終わると、流麗なクラシック音楽が流れ、城に招かれた100人ほどの良き家柄の男女たちは、自分の相手を見つけて優雅に踊り出す。 カルム「・・・・・・」 その頃、カルムは会場の端っこで、キョロキョロと辺りを見回していた。 カルネ「何をしてるの、カルムくん?」 カルム「いえ・・・王子があそこにいることはわかるんですけど・・・姫はどこかなと思って」 カルネ「・・・そういえばそうね。 会場にはまだ来ていないみたいだわ」 カルム「ああ、なるほど・・・」 その頃セレナはというと、1人の紳士に声をかけられていた。 紳士「お嬢さん、いかがでしょう。 お相手がおられないようでしたら、どうぞ私と」 しかしセレナは涼しい顔で言った。 セレナ「ごめんなさい。 先約があるの」 そう言ってカルムの腕を捕まえた。 カルム「ん?? な、なんすか?」 セレナ「こちら、あたしの彼。 でもまだ行動に移すには早いわ。 ユリーカ「お兄ちゃんは踊らないの?」 シトロン「い、いや、ボクは別に踊りに来たわけじゃないから!」 ユリーカ「そんなこと言ってカルムお兄ちゃんとセレナお姉ちゃんのこと羨ましがってるくせに~。 衛士が扉を押し開けた先には、ベージュのドレスを纏った、綺麗な茶髪をなびかせた絶世の美少女が立っていた。 シトロン「・・・・・・・・・え????? その瞬間、シトロンはさらに凍りついた。 シトロン「クラリス・・・『ひめ』?」 その顔に見覚えがあった。 あのパッチリとした瞳、茶色の指通りの良さそうなロングヘア、薄桃色の唇。 それはどう見ても、彼が昼間、スピアーから助けた少女の顔をしていた。 シトロン「」 マチエール「あれ、シトロン?どしたの?シトロン?おーい」 シトロン「」 驚愕の真実に、シトロンは声も出ないばかりか、身体がまったく動かない。 カルネがセレナたちにジェスチャーで合図を送る。 カルネ【作戦 決行】 それにカルムもジェスチャーで応える。 カルム【了解】 続いてカルムは、近くにいたエドワード王子にジェスチャーを。 カルム【準備は いいか?】 エドワード王子もジェスチャーで返答。 エドワード【いつでも 万全です】 そして、事前にデトレフに用意してもらった悪役風の衣装へ着替えるために、一行が会場を離れようとした、そのときであった。 クラリス姫が、柱の陰に隠れて退散しようとするシトロンを見つけてしまったのだ。 シトロン「・・・・・・」ダラダラ さすがのシトロンにも、嫌な予感がしてきた。 ユリーカ「え・・・?ど、どどど、どーゆーこと?」 カルネ「シトロン・・・さま・・・?」 クラリス姫は床まであるドレスの裾を少し持ち上げると、シトロンのもとに駆け寄って来た。 驚いたのはエドワード王子である。 なぜ面識のないはずのシトロンの名前を彼女が知っているのか。 そして、なぜあれほど親密そうに彼に駆け寄ったのか。 エドワード「・・・は・・・?」 王子はセレナたちに目を見開いて目配せをする。 セレナ【 We can't understand it too! シトロンはセレナを振り返る。 セレナはまったく状況が把握できていないようであったが、なんとか彼にジェスチャーを送った。 セレナ【 撒 い て 】 シトロンはその指示を受け、再びクラリス姫に向き直ると、遠くの方を見て叫んだ。 その隙に、シトロンたちは野次馬に紛れ込んで一目散に逃走した。 クラリス「いないではありませんか・・・って、あら?」 彼女が前に向き直ったとき、すでにシトロンたちの姿は消えていた。 クラリス「モニカ!シトロン様はどこに行かれたの?」 モニカ「え、あ・・・今しがた通用口から出て行かれましたが・・・」 クラリス「きっとご体調が優れないのね・・・介抱して差し上げなきゃ!」 クラリスはそう言うと急いで会場を出て行った。 癇癪を起こしたカルムを、デトレフがなだめる。 デトレフ「カルム殿、あまりシトロン殿をお責めにならないでくださいませ」 カルム「でもデトレフさん・・・!」 デトレフ「聞くところによると、シトロン殿は何かご言い分をお持ちのようです。 シトロン「あの・・・ひとつ注意点が。 これからボクがお話する話は、すべて『真実』です。 そこのところをご理解お願いします・・・」 シトロンはそう念を押すと、昼間、彼がトイレに行ってから帰って来るまでに起きた出来事をすべて打ち明けたーーーーーー XYXYXYXYXY シトロン「・・・というわけなんです」 一通り話し終えたシトロンは、一息ついた。 セレナ「こうなったら最後の手段よ」 カルム「?」 シトロン「まだ秘策が・・・?」 セレナ「ええ。 まずシトロンにやってもらうことがあるわ」 シトロン「え?」 セレナはしれっとした顔で言い放った。 他に替えは利かないわ」 シトロン「そんな!他に何か方法が・・・」 セレナ「現実的に考えてみなさいよ、シトロン。 あなたは王族でもなんでもない、ただの一般客。 しかもこの国の人間ではなく、ましてやミアレシティの『ジムリーダー』なの。 こんな状態で交際なんか始められるわけがないし、仮に始められたとしても、あなたの得られるメリットなんか1つも無いわ。 それとも、ジムを放り出してユリーカちゃんとパパさんをミアレに置いてイルレオネの王宮の養子になる覚悟が、あなたにあるのかしら?」 シトロン「そ、それは・・・無理です・・・」 すべて理論立てて流れるように切り返されたシトロンは、もはやぐうの音も出ない。 セレナ「そうでしょ?あなたが選べる選択肢はただ1つ。 姫をなるべく傷つけずにフること。 それだけよ」 シトロン「ゔゔ・・・なんて後ろめたいんだ・・・」 セレナ「そしてもうひとつ」 カルネ「・・・?」 セレナ「これが最大の難関だわ・・・」 ユリーカ「なになに?」 セレナ「失恋した王子をどう立ち直らせるか・・・」 カルム「ゔっ・・・俺、急に胃腸が・・・」 セレナ「他人事じゃないんだってばカルム。 もし王子が姫をあきらめちゃったら、もう計画どころの話じゃないわ」 カルム「・・・そりゃそうだけど・・・」 マチエール「エドワードお兄ちゃん、今どうしてる?」 デトレフ「はい・・・おそらく今はご自分のお部屋で塞ぎ込んでおられるかと・・・」 ユリーカ「だよねぇ・・・」 カルム「無理もないだろ・・・。 半年前からずっと想い続けてた女性が、あろうことか今日の昼に来たばっかの男に惚れちまったんだ。 どんな気持ちかわかるか?」 マチエール「大ショックだよね~・・・」 すると、カルムが立ち上がった。 カルム「わかった。 必ずなんとかするさ。 デトレフさん、王子の部屋はどこに?」 デトレフ「はい・・・中央塔の最上階に」 カルム「了解。 んじゃ、急いで行って来ます!」 カルムはそう言うとすぐさま部屋を出て行った。 果たして彼らは、計画を成功させることができるのかーーーーー XYXYXYXYXYXY To be continued... XYXYXYXYXYXY.

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『いじめRPG』第10章 魔王の城 左子光晴

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390 ID:qCdPUw64dNIKU. 465 ID:kghG2pRE0NIKU. 946 ID:aWgKJ98haNIKU. 834 ID:LxjWRArhdNIKU. 676 ID:qCdPUw64dNIKU. net 未使用なのに... 252 ID:qCdPUw64dNIKU. 015 ID:FrUJaCBNdNIKU. 492 ID:aWgKJ98haNIKU. 848 ID:ibdokuvxaNIKU. 691 ID:wt0fUGJcdNIKU. 585 ID:kghG2pRE0NIKU. 726 ID:ZGN3FcE10NIKU. 301 ID:LxjWRArhdNIKU. 524 ID:KPghJTnO0NIKU. 744 ID:4F8VODww0NIKU. 845 ID:sBIUciou0NIKU. net オレ「俺はここにいるよ」 褐色幼女「この声は!?」 オレ「いいかい幼女ちゃん。 君のパパは悪党だ」 褐色幼女「あくとう?」 オレ「そうだ。 だから俺と一緒に平和なところへ逃げよう。 net オレ「俺は幽霊になっちまったのか」 DQN「そうみたいだな。 いいか?」 DQN「は、はい…」ブルブル 局長「次自分の娘のせいにしたらただじゃ済まねぇと思え」 オレ「ププッ」 DQN「てめぇ!笑ったな!!」 局長「笑ってないわぁ!!」ボコォ!! DQN「がはっ…くそぉ。 ハメられた!くそぉ」 局長「てめぇはクビだ。 279 ID:xfwX93VfaNIKU. net オレ「まさかな、お前が死のうとした瞬間にお前を庇ってヒメカちゃんが飛び出してくるとは」 DQN「てめぇ、ヒメカには手出すなよ!」 オレ「いやいや、お父さん良かったじゃねーか助かって。 ただお前言ったよな、俺の手は借りないってよ」 オレ「天国じゃ好きにさせてもらうぜ」 褐色幼女「好きに?…おじさんなにするつもりなの?」ゴクリ オレ「楽しい遊びだよ」 褐色幼女「遊び?やったー!!」 オレ「クククク…見てろDQN。 332 ID:4F8VODww0NIKU. net DQN「な、なんだ?なにかメモの切れ端みたいなのが落ちてきたぞ」スッ 『パパへ 私は気持ちよすぎて成仏してしまいました。 ちなみにこの文はおじさんと一緒に考えて一生懸命に書いています。 パパには悪いけど、こっちでの生活はなんだか心地よくて楽しくなりそうです。 それと最後にもうひとつだけ。 実は私はパパの子供ではありません。 ある日家出したママが、実はパパは他に居ると言っていました。 』 DQN「な、なにを言ってるんだよヒメカ?」 『そのパパの写真を見せてもらいましたが、おじさんの顔とおんなじでした。 いつものお金稼ぎの為ではなく、その理由で私はおじさんに話しかけにいったのです。 最後に本当のパパと会えてよかったよ。 502 ID:D2N0MMX6dNIKU. net 私は森の妖精です。 887 ID:azbVf98P0NIKU. net 最後まで読んだ。 350 ID:ZGN3FcE10NIKU. net 乙! 総レス数 110 40 KB.

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#3 Princess Panic!! Part3

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~前回までのあらすじ~ ミリストネア国王の居城・ハイデンシュタイン城に到着した一行は、王子と面会する。 王子はこの結婚問題の中、未だに希望を捨ててはおらず、その健気な姿にカルムたちは、彼に全面協力することを約束した。 一方シトロンは、トイレからの道すがら、偶然、スピアーに襲われていた『クラリス』と名乗る少女を助ける。 自分を助けてくれたシトロンを意識し始めるクラリスであったが、なんと彼女はイルレオネの姫君・クラリス姫本人であった! XYXYXYXYXY カルム「さて、作戦会議を始めよう」 荷ほどきを終えた一行は、先ほどのシトロンの出来事などつゆ知らず、執事のデトレフと王子のエドワードを交えて、姫を王子に惚れさせる算段を立て始めた。 カルム「恋愛マスターのセレナさん、ありがたい助言をお願いいたします」 セレナ「お任せを」 セレナはひとつ咳払いをすると、訥々と語り始めた。 女性は『偶然』というものに酷く運命性を感じやすい、感情的な生き物です。 ページをめくると、そこには彼女が描いた可愛らしいイラストの計画シナリオが描かれていた。 準備もラクだし、もし失敗しても次のプランもあるようだしね」 セレナ「その通り!あたしにお任せあれ」 カルム「なんだよこいつの自信・・・恐ろしいわ・・・」 セレナ「ただしこれには王宮の従業員の皆さんの協力が必要です」 デトレフ「とおっしゃいますと?」 セレナ「この計画を知らない他の従業員さんが、あたしたちを本当の悪人と勘違いして騒ぎを起こされると困るんです。 そのために、デトレフさん、お願いします。 従業員さんに口裏を合わせておいてもらえませんか」 デトレフ「なるほど。 そういうことでございますれば、なんなりとお申し付けくださいませ」 シトロン「だんだん計画が現実味を帯びてきましたね・・・!」 セレナ「ええ・・・!これでもしも姫が『他の人を好きになっちゃう』なんてことが無ければ・・・計画は成功間違いなしだわ!」 シトロン「あはは、まっさか~!今日に限ってそんな不運が起きるわけないじゃないですか~!」 セレナ「そうよね~!案外早く任務終わっちゃいそう!」 まさか自分が計画の首を締めることになるとは、この時、シトロンは思ってもいなかったのであった。 XYXYXYXYXY ~舞踏会 直前~ カルム「はは、タキシード着たの初めてだわ・・・どうだ、似合ってるか?シトロン」 シトロン「カルムさんは何着ても似合うじゃないですか。 脚も長く見えますし、羨ましいです・・・」 そして夕刻になり、一行は舞踏会に自然な形で潜入するために、黒い燕尾の付いたタキシードに着替えていた。 カルム「この蝶ネクタイどうやって締めんだ・・・?」 カルムが鏡に向かって蝶ネクタイの結び方に苦戦していると、女性陣が隣の部屋からやって来た。 どちらもあまりファッションに興味のない2人なので、なかなかに新鮮味を感じる。 カルム「おおお!二度見しちまったよマチエール!似合ってる似合ってる!」 マチエール「えへへ・・・よかったあ!」 シトロン「ユリーカも見違えましたよ」 ユリーカ「へっへ~!『ぽてんしゃる』ってやつだね~!」 すると、再びドアが開き、今度はセレナとカルネが入って来た。 セレナ「うふふ・・・踊って差し上げてもよくってよ?」 カルム「おま・・・!」 セレナは肩から鎖骨のあたりまでを大胆に露出した、ベージュのロングトルソードレスを纏っていた。 身体のラインに沿うように作られたドレスのシェイプが、彼女のモデル的プロポーションを強調する。 ポニーテールの下から覗くうなじが妙に艶めかしい。 大胆に開いた胸元がカルムの視界に否応なしに入って来る。 カルム「うわ・・・カルネさん、すっげえ・・・」 カルネ「あら、そうかしら?ふふふ」 カルネは彼女らしい純白のスレンダーラインドレスに身を包んでいた。 本当に富裕層の社交会にいそうな風格を漂わせている。 カルネ「さぁ、そろそろ行きましょうか。 国王の祝辞が終わると、流麗なクラシック音楽が流れ、城に招かれた100人ほどの良き家柄の男女たちは、自分の相手を見つけて優雅に踊り出す。 カルム「・・・・・・」 その頃、カルムは会場の端っこで、キョロキョロと辺りを見回していた。 カルネ「何をしてるの、カルムくん?」 カルム「いえ・・・王子があそこにいることはわかるんですけど・・・姫はどこかなと思って」 カルネ「・・・そういえばそうね。 会場にはまだ来ていないみたいだわ」 カルム「ああ、なるほど・・・」 その頃セレナはというと、1人の紳士に声をかけられていた。 紳士「お嬢さん、いかがでしょう。 お相手がおられないようでしたら、どうぞ私と」 しかしセレナは涼しい顔で言った。 セレナ「ごめんなさい。 先約があるの」 そう言ってカルムの腕を捕まえた。 カルム「ん?? な、なんすか?」 セレナ「こちら、あたしの彼。 でもまだ行動に移すには早いわ。 ユリーカ「お兄ちゃんは踊らないの?」 シトロン「い、いや、ボクは別に踊りに来たわけじゃないから!」 ユリーカ「そんなこと言ってカルムお兄ちゃんとセレナお姉ちゃんのこと羨ましがってるくせに~。 衛士が扉を押し開けた先には、ベージュのドレスを纏った、綺麗な茶髪をなびかせた絶世の美少女が立っていた。 シトロン「・・・・・・・・・え????? その瞬間、シトロンはさらに凍りついた。 シトロン「クラリス・・・『ひめ』?」 その顔に見覚えがあった。 あのパッチリとした瞳、茶色の指通りの良さそうなロングヘア、薄桃色の唇。 それはどう見ても、彼が昼間、スピアーから助けた少女の顔をしていた。 シトロン「」 マチエール「あれ、シトロン?どしたの?シトロン?おーい」 シトロン「」 驚愕の真実に、シトロンは声も出ないばかりか、身体がまったく動かない。 カルネがセレナたちにジェスチャーで合図を送る。 カルネ【作戦 決行】 それにカルムもジェスチャーで応える。 カルム【了解】 続いてカルムは、近くにいたエドワード王子にジェスチャーを。 カルム【準備は いいか?】 エドワード王子もジェスチャーで返答。 エドワード【いつでも 万全です】 そして、事前にデトレフに用意してもらった悪役風の衣装へ着替えるために、一行が会場を離れようとした、そのときであった。 クラリス姫が、柱の陰に隠れて退散しようとするシトロンを見つけてしまったのだ。 シトロン「・・・・・・」ダラダラ さすがのシトロンにも、嫌な予感がしてきた。 ユリーカ「え・・・?ど、どどど、どーゆーこと?」 カルネ「シトロン・・・さま・・・?」 クラリス姫は床まであるドレスの裾を少し持ち上げると、シトロンのもとに駆け寄って来た。 驚いたのはエドワード王子である。 なぜ面識のないはずのシトロンの名前を彼女が知っているのか。 そして、なぜあれほど親密そうに彼に駆け寄ったのか。 エドワード「・・・は・・・?」 王子はセレナたちに目を見開いて目配せをする。 セレナ【 We can't understand it too! シトロンはセレナを振り返る。 セレナはまったく状況が把握できていないようであったが、なんとか彼にジェスチャーを送った。 セレナ【 撒 い て 】 シトロンはその指示を受け、再びクラリス姫に向き直ると、遠くの方を見て叫んだ。 その隙に、シトロンたちは野次馬に紛れ込んで一目散に逃走した。 クラリス「いないではありませんか・・・って、あら?」 彼女が前に向き直ったとき、すでにシトロンたちの姿は消えていた。 クラリス「モニカ!シトロン様はどこに行かれたの?」 モニカ「え、あ・・・今しがた通用口から出て行かれましたが・・・」 クラリス「きっとご体調が優れないのね・・・介抱して差し上げなきゃ!」 クラリスはそう言うと急いで会場を出て行った。 癇癪を起こしたカルムを、デトレフがなだめる。 デトレフ「カルム殿、あまりシトロン殿をお責めにならないでくださいませ」 カルム「でもデトレフさん・・・!」 デトレフ「聞くところによると、シトロン殿は何かご言い分をお持ちのようです。 シトロン「あの・・・ひとつ注意点が。 これからボクがお話する話は、すべて『真実』です。 そこのところをご理解お願いします・・・」 シトロンはそう念を押すと、昼間、彼がトイレに行ってから帰って来るまでに起きた出来事をすべて打ち明けたーーーーーー XYXYXYXYXY シトロン「・・・というわけなんです」 一通り話し終えたシトロンは、一息ついた。 セレナ「こうなったら最後の手段よ」 カルム「?」 シトロン「まだ秘策が・・・?」 セレナ「ええ。 まずシトロンにやってもらうことがあるわ」 シトロン「え?」 セレナはしれっとした顔で言い放った。 他に替えは利かないわ」 シトロン「そんな!他に何か方法が・・・」 セレナ「現実的に考えてみなさいよ、シトロン。 あなたは王族でもなんでもない、ただの一般客。 しかもこの国の人間ではなく、ましてやミアレシティの『ジムリーダー』なの。 こんな状態で交際なんか始められるわけがないし、仮に始められたとしても、あなたの得られるメリットなんか1つも無いわ。 それとも、ジムを放り出してユリーカちゃんとパパさんをミアレに置いてイルレオネの王宮の養子になる覚悟が、あなたにあるのかしら?」 シトロン「そ、それは・・・無理です・・・」 すべて理論立てて流れるように切り返されたシトロンは、もはやぐうの音も出ない。 セレナ「そうでしょ?あなたが選べる選択肢はただ1つ。 姫をなるべく傷つけずにフること。 それだけよ」 シトロン「ゔゔ・・・なんて後ろめたいんだ・・・」 セレナ「そしてもうひとつ」 カルネ「・・・?」 セレナ「これが最大の難関だわ・・・」 ユリーカ「なになに?」 セレナ「失恋した王子をどう立ち直らせるか・・・」 カルム「ゔっ・・・俺、急に胃腸が・・・」 セレナ「他人事じゃないんだってばカルム。 もし王子が姫をあきらめちゃったら、もう計画どころの話じゃないわ」 カルム「・・・そりゃそうだけど・・・」 マチエール「エドワードお兄ちゃん、今どうしてる?」 デトレフ「はい・・・おそらく今はご自分のお部屋で塞ぎ込んでおられるかと・・・」 ユリーカ「だよねぇ・・・」 カルム「無理もないだろ・・・。 半年前からずっと想い続けてた女性が、あろうことか今日の昼に来たばっかの男に惚れちまったんだ。 どんな気持ちかわかるか?」 マチエール「大ショックだよね~・・・」 すると、カルムが立ち上がった。 カルム「わかった。 必ずなんとかするさ。 デトレフさん、王子の部屋はどこに?」 デトレフ「はい・・・中央塔の最上階に」 カルム「了解。 んじゃ、急いで行って来ます!」 カルムはそう言うとすぐさま部屋を出て行った。 果たして彼らは、計画を成功させることができるのかーーーーー XYXYXYXYXYXY To be continued... XYXYXYXYXYXY.

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